学生時代に学校で木造建築術について学んだ人がいるだろうか。
設計課題においても只の一回程度に過ぎないであろう。
これは今に始まったことではない。おそらくは明治に大学教育が始まって以来のことであろう。木造は大工に任せておけばよい。と教師達は言っていたはずである。
しかし今、機械で住宅を造ることが普遍化し、大工の熟練度に依存してきた伝統技術は殆ど滅亡寸前の危機的状況にある。
木造建築に依存してきた者にとっては、この状況にどう立ち向かうべきか。伝統技術は従前のものを造ることで成立してきたが、それを、従前のままの建物を造ることのみに生かされるのであれば、それは博物館行きの技術になりはてるであろう。
ここに現在の「保存と創造を結ぶ」命題がある。このテーマをより広範に深めてゆくためのきっかけを、この「大平建築塾」に期待したい。
(生活文化同人代表 吉田桂二)
第10回(2003) ・・・「保存と創造を結ぶ」
◆スケジュール
期間:8月2日(土)〜8月4日(月)
8月2日(土)
12:00〜 受付
13:30〜14:00 開宿式
14:00〜15:00 大平塾の見学
15:00〜17:00 木こり体験
18:30〜20:00 夜会公演・・・山本竹勇「津軽三味線」
20:00〜 全体懇親会
8月3日(日)
9:30〜11:30 分科会1・2
13:00〜15:00 分科会3・4
15:30〜17:00 基調講演・・・吉田桂二
20:00〜 各棟懇親会
8月4日(月)
9:30〜11:30 障子張替え、後片付け
11:30〜12:00 閉宿式、総括、解散
◆基調講演
「保存と創造を結ぶ」・・・吉田桂二
◆分科会 内容
1)「伝統的木造技術の課題と可能性」・・・宮越 喜彦
2)「ひとたち折り紙の創作、実演」・・・山本 厚生
3)「建築家 吉田桂二分析」・・・若手建築家グループ
4)「集落のデザインエッセンスを今に生かす」・・・長谷川順持
2009年01月16日
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